自転車走行空間の整備および地域との連携について

本市では、自転車・歩行者・自動車の分離を目的として、自転車歩行空間の整備が進められていますが、瑞穂区の県道岩崎名古屋線(通称、弥冨通り)においては、歩道内にラインを引いて自転車と歩行者を分離する自転車走行空間の整備が行われました。
これは、21年度から23年度の予算を使っての事業でしたが、自転車利用者に対して、歩道の車道側の部分を通行するよう促すものであり、歩道上に青いラインを引いて自転車と歩行者を分けるものです。整備後、一定効果が上がっていると聞いています。実際に通行している学生に聞いてみると、ラインがあるので歩行者が来たらラインの車道側を走るようにしているそうです。

しかしながら、整備空間の状況を見ると、

・バス停付近に放置自転車が置いてあったり、
・歩車道境界の植込みの低木が、植えマスから歩道にはみ出したり、
・さらにはゴミ出し日には、歩道上にゴミ袋が置かれていて、一部、自転車の通行の支障になっている

箇所が見受けられました。
植込みの低木については、さっそく瑞穂土木事務所において刈り込みをしていただきましたが、せっかく市の予算を投じて整備されたのです、その効果を十分に発揮できるような状態にすべきではないかと思います。

そもそも、植込みを除いて3m程度の歩道に、この自転車走行空間の整備は必要だったのか?
そして、放置自転車やゴミ出し日のゴミ対策も、地域の皆さんと連携して、この自転車走行空間をより使いやすくするのが市民サービスではないかと考えます。

このような地域に密接した事業は地域の皆さんにご協力いただけるようにすべきと思います。税金を使って整備するわけですから、整備されたものがフルに活用されるのは当たり前のことだと思います。税金の無駄遣いと言われないようにしていただきたいと要望いたします。